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小田 好博; 小山 智造; 船坂 英之
放射性廃棄物処理処分と再処理に関する日中ワークショップ, 0 Pages, 2000/00
分子軌道法を用いて硝酸ウラニル水和物の錯体の電子状態について計算を行い最安定構造を求めた。その結果、第一水和圏のみ考慮した計算では実験結果との一致は良くなかったが、第二水和圏まで含めることにより実験との一致が大きく改善された。この結果から、硝酸ウラニル錯体では溶媒効果が重要であることが示された。更に両者の違いを量子化学的に解析した。
高梨 光博; 駒 義和; 小山 智造; 船坂 英之
放射性廃棄物処理処分と再処理に関する日中ワークショップ, 0 Pages, 2000/00
TRUEXプロセスの数値シミュレーションコードを開発した。このコードにおいて、分配比の計算に用いたCMPOによるAmの抽出平衡定数は、実験値を用いた最小二乗法により決定した。決定した平衡定数を用いてもとめたAmの分配比は、実験値とよく一致した。硝酸の活量係数および水の活量の計算式では、プロセス内の硝酸濃度の関数として決定した。これらの式を用いることにより、活量係数や活量を容易にもとめることができる。開発したコードを評価するため、JNCで行なわれた向流抽出試験におけるAmの硝酸の濃度プロファイルが計算された。計算されたプロファイルは、実験値とほぼ一致した。Amや硝酸の抽出挙動をより正確にシミュレートするため、開発したコードに段効率を加えた。この改良を加えたコードにより計算された濃度プロファイルは、段効率の値を0.9としたとき最もよく実験値と一致した。